合気道とは
合気道について
合気道は、その端を『大東流合気柔術』に発しています。大東流は今から八百余年前、源義家の弟、新羅三郎義光が創始したといわれるもので、甲斐源氏武田家が代々 これを秘伝の武芸として門外不出のまま伝えてきました。 そのため明治時代になって 武田惣角先生によって世に公開されるまで、一般にはその存在すら知られなかったものと伝えられています。合気道は、この武田惣角先生の門人の中でとくに卓越してい た植芝盛平先生が、大東流に我が国古来の各流各派の武術の精髄を取り入れ、それに独自の工夫を加えて確立されたものであり、戦後発表されました。合気道は関節技が中心となるため試合形式は取らず、二人で組んで交代で技を掛け合うという稽古方法になっています。
養神館合気道について
養神館合気道は、合気道開祖・植芝盛平先生の高弟であった塩田剛三先生により昭和30年に設立されました。塩田剛三先生は18歳のときに植芝盛平先生に師事し、8年間内弟子として常住坐臥、師の受けをとり、師の一挙手一投足を観察しながら修行に励みました。昭和29年7月、ライフエクステンション(長寿会)主催の「日本総合武道大会」において、塩田剛三先生の演武が最優秀賞に輝きました。それにより合気道が世に広く知られるようになり、経済界のバックアップを受け、設立に至りました。現在は全国各地に支部・団体があり、警視庁の機動隊や女性警察官の正課科目ともなっています。また塩田剛三先生は実戦の逸話も多く、他の武道界にも広くその名を知られており、故人となった現在でも人気が高く、先生に憧れて入門する人が後を絶ちません。
合気道の技の特徴
基本的には自分から積極的に攻撃することがなく、相手の攻撃を体捌きによってかわし崩し、関節を利用して制したり投げたりする技が中心となっています。試合形式がなく型稽古が中心のため老若男女誰にでも取り組みやすい武道です。
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